top of page
IMGP8736.jpg

​戒名

戒名とは、戒を授かったものの証。仏弟子になった証です。

お坊さんも仏門に入るまでは皆さんと同じ「俗名」で生活していますが、お坊さんになる時に師僧より「法名(戒名)」を授かります。

一般の方では、亡くなった後に菩提寺の住職より授かることが多いと思います。戒名を授かることにより仏の弟子となり、迷わず仏道を歩んでゆけるのです。

戒名のかたち

よく字数が多い戒名のほうが位が高いと言われたりしますが、元々狭い意味での戒名というのは2文字なんです。お坊さんの名前もほとんどが2文字ですよね。

時代と共に院号や道号、位号などが加えられて、広い意味での戒名と呼ばれております。

220929_2.jpg

院号

元々上皇になられた天皇が住まわれた御所の名にちなんで称されたもので、後に公家や大名などの戒名にもつけられるようになり、やがては寺院を建立する程の信心深い方に授けられたものでした。現在では一般の方の戒名にもつけられるようになりました。

道号

三国志が好きな方ならすぐお分かりになると思いますが、中国では実名の他に字(あざな)を用いる習慣がありました。日本に於いても禅宗の僧侶が法名の他に字を持つことがあり、それが道号の由来になっているそうです。とんちで有名な一休さんの「一休」も実は字で、法名は宗純といいます。

位号

戒名における位(くらい)のようなものです。一般の信者の方には信士・信女、特に信心深かった方には居士・大姉というのが現在一般的です。昔は禅定門・禅定尼や沙弥・沙弥尼などという位号も使われていました。子供の場合は童子・童女などがつけられています。

戒名のつけ方・戒名料

故人さまのお仕事や趣味、性格などをお聞きしまして、その人となりを表した戒名をつけさせていただいております。

その他にはご命日の季節を表す漢字や、故人さまの名前の文字を使わせていただくことが多いです。

形式は当家のご先祖さまと同じ形にすることが多いですが、希望があれば違う形式のものをおつけすることも可能です。

​円応寺では、戒名料(お布施)の目安を公開しています。下記リンクからご確認ください。

bottom of page