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円応寺のビジョン

円…遍く広く全ての人々の

応…求めに応じる、答える

円応寺という名前の意味を私はこう解釈しています。円応寺はお檀家さん以外にも、お寺を必要としている方や困っている方々の力になりたいと思っています。

様々な活動を通じて、今まで頼ってばかりだったお檀家さんに何か価値を還元できるお寺になりたい。先祖の心の拠り所であったお寺の経営を立て直し守り抜いていきたい。

 

現在、円応寺からの給料だけでは我々寺族は食べていけないので、普段は他のお寺へ勤めに出て給料をいただいて生活しているのが現状です。

しかしこの生活を続けていては、円応寺はいつまでたってもこのまま。それどころか、ただでさえ少ない檀家数は、人口減少、少子高齢化の影響もあり更に減っていきます。

そうなると、いつか私がいなくなった後は、そんなお寺の住職になりたいという僧侶はおらず、いつかは廃寺、もしくは他のお寺との統合は免れないでしょう。私で25代目、約500年間大切に守られてきたお寺をここで潰してしまって良いわけがありません。

 

だからと言って、既存のお檀家さんからのお布施を値上げするわけにはいきません。本来無理のない範囲で気持ちを表すのがお布施であり、高額な額を強要するものでは無いのです。

 

平成6年には本堂、平成16年には観音堂を建て直しました。地元のお檀家さんの協力がなければできなかったことです。

お檀家さんのおかげで円応寺は潰れることなく今こうして残っている。そのお檀家さんに対してこれからは円応寺が恩返しをしなければいけません。

 

円応寺のビジョン

・遍く衆生の心の拠り所となるお寺

・既存の檀家さんからのお布施に頼らないお寺

・衆生のニーズに応え、様々な価値を還元できるお寺

学生の頃知り合ったとある経営者が「100年続く企業をつくる」と言っていました。

私は1000年続くお寺を作ります。

 

令和5年10月16日 第25世住職 髙岡進雅 合掌

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